メイク落としがしわの原因?


年をとれば誰でもシワができるもの。そうは言っても、若々しく美しくありたいと思うならば、やはりシワが目立たないに越したことはありません。

シワを作りたくないとき、スキンケアで特に注意したいのが、「メイク落とし」です。


メイクを落とすこととシワがどう関係するのだろう、と不思議に感じるでしょうか。

ここでは、なぜメイク落としでシワが出来てしまうのかと、正しいメイク落としの方法をお伝えします。


メイク落としでシワができるって本当?


メイク落としでシワができる原因は、ズバリ「刺激」です。

どのような刺激がシワの原因になってしまうのでしょうか。早速見ていきましょう。

肌を引っ張ると、皮膚がのびる?

顔にシワが寄っているのを見て、思わずギュッと皮膚を引っ張って伸ばしてみたことがありませんか?

シワはたるみが原因だから伸ばせばいいと思うかもしれませんが、これは逆効果です。


皮膚がのびてたるみを作り、逆にシワを深くしてしまいます。

メイク落としの時も、同じように皮膚を引っ張っていませんか?


例えばクレンジングシートは手早くメイクを落とせて便利ですが、肌との摩擦が大きく、皮膚をぎゅうぎゅう引っ張ってしまい、シワの原因になります。

強い刺激は、肌を老化させる

肌のハリや弾力を支えている真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量は、加齢とともに減少していきます。

これらの成分は加齢によって減少するだけでなく、外部からの刺激によっても破壊されてしまうのです。


シワをつくる刺激の代表格に、日々肌に降り注いでいる紫外線が挙げられます。

紫外線のUVA波は真皮にまで到達し、コラーゲンなどの元になる線維芽細胞にダメージを与えます。


線維芽細胞がダメージを受けると上記のような成分が作られなくなるため、肌の中でハリを支える成分が減少し、結果として肌がたるんでしまうのです。

シミやくすみの原因にもなる

クレンジング剤の成分や、洗顔時の摩擦によって刺激を受けた肌は、肌を守ろうとしてメラニンを過剰に生み出してしまいます。

メラニンには元々、肌を刺激から守る役割がありますが、過剰になればシミの元になってしまいます。


また洗顔後の保湿が足りないと、肌の乾燥が進んでくすんできたり、シミやシワを悪化させる原因になります。


メイク残りにも要注意!


ついメイクを落とさずに眠ってしまった…という経験がありませんか?

クレンジングが十分でなく、ところどころメイクが残ったままになるケースもあります。


このように顔に残ったメイクは、肌を老化させシワを悪化させることがあるのです。

肌の残ったメイクは酸化する

本来肌を守っている皮脂が空気にさらされ続けることで、「酸化」という化学反応を起こして、過酸化脂質が生成されます。

過酸化脂質は色素沈着を起こしてシミの元になったり、肌をくすませてしまいます。


さらに真皮のコラーゲン繊維まで破壊し、肌をたるませてシワの元になるのです。

化粧品には多くの油分が含まれています。そのため、洗顔で落としきれなかったメイクは過酸化脂質を増加させ、肌の老化を促します。


残った油分や過酸化脂質が肌の表面を覆って、新陳代謝を妨げることもまた、肌トラブルや老化の原因になります。

肌の上の皮脂は6時間ほどで過酸化脂質になるという説もあります。


すべてのメイク残りがシミになるわけではありませんが、メイク成分を残すような習慣を続ければ、肌に良くないことは間違いありません。

肌を老化させる「活性酸素」とは?

このような酸化を促すのが、様々な刺激で発生する「活性酸素」です。活性酸素は免疫機能を担います。

体が何らかの刺激を受けると、身を守るために活性酸素が大量生産されます。


その刺激とは、紫外線やメイク落とし時の物理的な摩擦、化学成分の刺激、喫煙やストレスなどが挙げられます。

本来は体を守るための活性酸素ですが、過剰になると自身の細胞を傷つけ始めます。


これが肌だけでなく、全身の臓器の老化を早めて、様々な不調の原因になります。

加齢によって抗酸化力が低下することも、活性酸素を活発にしてしまう一因です。

強すぎるクレンジング剤を使わない

メイクを残さないためにしっかり落とせるクレンジング剤を使うのは大切です。

しかし必要以上に洗浄力が強すぎると、それが肌への刺激となって、活性酸素が発生する原因になります。


特にポイントメイク用のクレンジングに多く含まれる界面活性剤は刺激が強く、炎症を起こす可能性も。

界面活性剤でも刺激の弱いタイプの成分を採用した商品を選ぶようにしましょう。


シワを作らないクレンジング方法は?


クレンジングの仕方を間違えると、シワの原因になってしまうことが分かりました。

そこで、正しくクレンジングするための注意点やクレンジング剤の選び方、クレンジング後の保湿の3つのポイントについて解説します。

強くこするのは絶対NG!

例えば、印象的な目元を作ろうと、つい濃くなりがちなアイメイク。

これをしっかりクレンジングしようとして、集中的に擦ってしまっていませんか?


目元や唇は皮膚が薄く、目の周りでは0.6㎜の厚みしかありません。

ゴシゴシこすれば、まるで卵の薄皮のようにヨレヨレになって傷ついてしまいます。


顔全体に対して言えることですが、メイク落としで強くこする動作は絶対に避けるようにしてください。

メイク道具のパフやブラシも、長く使って硬くなったものなどは肌への刺激が強くなります。


道具は柔らかいものを使い、洗顔後に水分を拭うタオルも、柔らかい生地のものを使いましょう。

メイク落としの選び方は?

メイク落としには、ローション、乳液、クリーム、ジェル、オイル、シートなど色々な形状があります。

乳液タイプなどは、洗浄力は高くありませんが、肌への刺激は少なくて済みます。


オイルタイプはメイクの油分に馴染みやすく洗浄力が高めですが、肌への刺激が強い商品もあるので注意が必要です。

シートタイプは皮膚への摩擦が大きいため、シワなど肌老化を気にする方には向いていません。


肌にクレンジング剤を残さないよう、ダブル洗顔が必要なタイプかどうかも、商品を選ぶ際にしっかり確認しましょう。

ポイントメイクを落とすときは、水で湿らせたコットンにクレンジングオイルを少量つけたものを、まぶたや唇に10秒間乗せてからそっとなでるように拭き取ります。

決して力を入れないように注意しましょう。使用後にピリピリ感や、赤み、痒みを感じた場合には、すぐに使用を止めてください。

クレンジングの後は保湿を忘れずに

まだ浅いシワは、保湿をしっかり行うことで回復できる可能性があります。今あるシワを深くしないためにも、十分な保湿で肌の弾力を低下させないことが大切です。

メイク落としの後は、保湿力の高い成分を配合した化粧水や美容クリームでケアしましょう。保水力の高いセラミドなどの成分がおすすめです。


クレンジングを洗い流すお湯の温度が高すぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、洗顔後に顔の水分が蒸発して乾燥を招きます。

30度くらいのぬるま湯ですすぎましょう。


若々しい肌を保つ秘訣は、毎日の小さな積み重ねです。

スキンケアの方法をもう一度見直し、正しいケアでシミのないハリ肌を目指してください。


メイク落としがしわの原因になる?・まとめ

  • メイク落としで肌を引っ張ると、シワの原因になる
  • 残ったメイク成分が酸化してシミ、シワの原因になる
  • 刺激により増加した活性酸素が肌を老化させる
  • クレンジングで顔をこするのは絶対NG
  • メイク落とし後の保湿で弾力を保つことも大切




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