しわに効果的な成分とは?



おでこのシワ、目元のシワ、ほうれい線、口元のシワなど、年齢を経るにつれ顔には様々なシワが現れてきます。

シワの原因は全て同じというわけではなく、種類によって原因が異なり、効果的な対策も違います。


シワの種類にはどのようなものがあるのかを確認し、それぞれの対策に効果的なスキンケア成分をまとめます。

放っておくと悪化し、老け顔に見せてしまうシワについて、積極的に対策をとっていきましょう。


シワにはどんな種類がある?


シワの種類は大きく分けて、乾燥ジワ、真皮ジワ、表情ジワの3つがあります。

日々様々な表情を作ることで刻まれていく表情ジワについてはいったん置いておき、ここでは乾燥ジワと真皮ジワを取り上げます。

乾燥が原因のシワ

乾燥ジワとは肌の乾燥を主な原因とする小ジワで、いわゆる「ちりめんじわ」です。

角質層の水分が不足し、体積が小さくしぼむことでシワが現れます。


皮膚の薄い目元や口元に出来やすく、比較的若い頃から見られる場合もあります。

原因となる乾燥は、スキンケアでの保湿不足や空気の乾燥、年齢によって肌が乾燥しやすくなることで引き起こされます。


そのほか、紫外線ダメージやストレス、喫煙など、体の内外からの刺激によっても肌は乾燥し、シワにつながります。

コラーゲンの減少が原因のシワ

コラーゲンが減少して起こるシワは、コラーゲンが存在する真皮層に由来して「真皮ジワ」と呼ばれます。

より皮膚の深い部分に出来るシワであり、一度できてしまうと一般的なスキンケアで元に戻すことは難しいため、予防が肝心です。


大ジワ、構造ジワ、加齢ジワとも呼ばれ、主な原因は、加齢や紫外線によるコラーゲンの減少、変性です。

肌のハリは、真皮層のコラーゲン繊維やエラスチンがクッションのような形状を保つことで支えられます。


このコラーゲンやエラスチンが形状を変えてしまったり、これらを生み出す線維芽細胞の機能が低下することで肌の弾力やハリが失われ、目立つシワが出来てしまいます。


乾燥ジワに効果的な成分は?


肌の深部までは影響していない乾燥ジワは、スキンケアの方法によって改善できる可能性があります。

乾燥ジワの対策で大切なこと、スキンケアに取り入れたい成分をいくつか紹介します。

乾燥ジワの対策で大切なのは?

乾燥を防ぐには、やはり保湿が第一です。角質層の潤いは、ちりめんじわを改善するだけでなく、肌のバリア機能を高める事にも繋がります。

乾燥ジワはもちろん、真皮ジワの進行を防ぐためにも、スキンケア成分を選んで保湿機能、バリア機能を高めておきましょう。

保湿効果の高い成分は?

効果的な保湿成分として、ヒアルロン酸やコラーゲンが挙げられます。

ヒアルロン酸は肌への浸透力は高くないものの、その保水力は強力で、皮膚を瑞々しく保つのに役立ちます。


コラーゲンもまた、分子が大きいことから肌の深部には浸透しませんが、表皮部分での潤いを保ち、乾燥ジワの予防を期待できます。

そのほか、大豆から抽出されるレシチンは、肌に密着して水分を逃さないことから、保湿化粧品に配合されています。


ヒアルロン酸は、鶏の手羽や豚足、ウナギ、おくらや山芋など、トロトロ、ネバネバした食べ物に豊富に含まれます。

コラーゲンは、肉や魚の骨、内臓、手羽先や牛タン、レバー、ふかひれ、アンコウなどに豊富です。


食べ物に含まれるヒアルロン酸やコラーゲンは直接肌に届くわけではなく、胃に入ればアミノ酸に分解されてしまいます。

「シワのために」とこれらの食品を集中的に摂るよりは、肌の材料になるたんぱく質を中心に、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。

肌のバリア機能を高める成分は?

角質層は0.02㎜ほどの薄い組織であり、20層ほどの角質細胞の重なりで出来ていて、その間を「細胞間脂質」と「NMF(天然保湿因子)」が埋めています。

角質細胞をレンガに、細胞間脂質とNMFはレンガの隙間を埋めるセメントに例えてみると、分かりやすいですね。


加齢による新陳代謝の低下や生活の中での刺激によって、角質層の細胞が傷つき、細胞間脂質やNMFが減少していきます。

角質の角がめくれあがって、その隙間から肌の潤いが逃げることで、乾燥が進んでしまうのです。


乾燥に負けないよう肌のバリア機能を高めるには、修復が必要です。不足した細胞間脂質やNMFを補ったり、他の成分で代用します。

細胞間脂質の40%を占めるのがセラミドです。水分を挟み込んで留めてくれるセラミドは、たとえ外気湿度が下がっても持続的に水分を保ってくれます。


なかでも「ヒト型セラミド」は多くの保湿化粧品に選ばれています。

NMFはアミノ酸や尿素など約20種類の成分で構成されます。保湿力は強くはありませんが、サラッとして使用感がいいのが特徴です。


尿素は水分を引き寄せて水分の膜を作る特性があり、皮脂と一緒に肌のバリア機能を高めます。

細胞間脂質を増やすには、魚油やオメガ3系脂肪酸に含まれるコレステロール、魚に含まれるビタミンDを摂るようにします。


NMFを増やすには、必須アミノ酸をバランスよく摂ることです。肉や魚、卵、牛乳、ヨーグルトをまんべんなく食事に取り入れてみてください。


真皮ジワに効果的な成分は?


丁寧なスキンケアを心がけても、皮膚の比較的深いところに刻まれた真皮ジワを改善するのは難しいものがあります。

しかし理にかなった対策によって、真皮ジワの悪化を防ぎ、今後の発生を防げることが可能です。

真皮ジワの対策で大切なのは?

真皮ジワの原因は、真皮層の中のコラーゲンやエラスチンの減少や変性、機能低下です。

そこで、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートしてくれる成分を摂るようにします。


真皮の主成分であるコラーゲンは、親水性・保湿性が高く、アレルギーを起こしにくいのが特徴です。

化粧品では牛や豚由来の加水分解コラーゲンとして配合されます。


真皮の弾性を保つのがエラスチンで、コラーゲン繊維をつなぎ留めます。コラーゲンやエラスチンの繊維束の隙間を埋めるのがヒアルロン酸です。

化粧品に含まれるコラーゲンは、効果がない?

化粧品に配合されるコラーゲンやエラスチンは、真皮まで届くほど小さな物質ではないために、肌に塗っても角質層の表面や、あくまで浅い層にとどまります。

そのため、真皮層で減少した分を化粧品から補給することはできず、真皮ジワの根本的な解決にはつながりません。


ただし使用が無駄になるわけではなく、肌の表面が潤うことで保湿機能が高まり、しなやかな皮膚を作るサポートになります。

コラーゲンの生成を助ける成分は?

真皮層のハリ成分を増やそうとするのであれば、真皮まで届かないコラーゲンやエラスチンよりも、それらの生成を助ける成分を取り入れなければなりません。

美肌成分として知られるビタミンC誘導体には、コラーゲン生成を促す作用があります。


壊れやすいビタミンCも、ビタミンC誘導体であればしっかり皮膚に届けることが可能です。最近は高濃度安定型タイプも人気があります。

ビタミンA誘導体のレチノイン酸には、コラーゲンを活性化する作用があります。


また、肌の再生を促すことで皮膚に厚みが出て、シワが発生するのを防いでくれます。

しかしレチノイン酸はその効果が高い分、肌にとっては刺激が強すぎる場合があります。


もしレチノイン酸の刺激が気になる場合は、効き目が穏やかなレチノールを使うと安心です。

同じくコラーゲンを活性化させ肌のハリに役立つイソフラボンは、納豆や豆腐などの大豆由来の食材から摂取できます。


そのほか、βカロテンやビタミンA、C、Eといった抗酸化作用がある栄養を補うことも、コラーゲンやエラスチンの劣化予防に役立ちます。

保湿やバリア機能アップのための成分を塗布したら、油分でふたをすると効果的です。


肌を触ってみてハリの無さが気になったり、シワが気になり始めたときには、スキンケアにこれらの成分をプラスしたり、情報を参考に化粧品を見直してみてください。

しわ対策に効果的な成分は?・まとめ

  • 目元口元に多い乾燥ジワは皮膚の表面に出来る
  • コラーゲンの減少で出来る真皮ジワは、より深部に存在する
  • 乾燥ジワ対策では、保湿を基本にバリア機能を高める
  • 真皮ジワ対策では、コラーゲンやエラスチンの生成を促すのがポイント
  • ビタミンC誘導体、レチノール、抗酸化成分が真皮ジワを予防

 肌のハリを取り戻す化粧品は?




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